手軽に購入ができる豆苗(とうみょう)は、 値段が安価で節約の強い味方になる野菜です。他にも、豆苗は栄養も豊富に含まれており、家庭で簡単に残った根を使用し栽培すると再度収穫ができます。この記事では、豆苗の魅力と再生栽培について紹介していきます。
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豆苗(とうみょう)とは
「えんどう」の種を発芽させたものが豆苗と呼ばれ、えんどう豆の「若い葉」と「茎」を食べる緑黄色野菜です。水耕栽培で生産されているので気候に収穫量が変動されず、価格も安定しています。
何年も昔からえんどう豆は栽培されており、中国が若い芽を摘んで豆苗を食べ始めた歴史もあります。当時は、稀少野菜として食べられていたそうです。
豆苗の栄養価
豆苗はエネルギーが低く、栄養価が豊富にあるダイエット中の方や普段の料理にも使用できる万能な緑黄色野菜です。
栄養成分表示 (100g当たり)
エネルギー 27kcal
タンパク質 3.8g
カリウム 130mg
カルシウム 7mg
リン 47mg
ビタミンE 1.6mg
ビタミンK 210μg
βーカロテン 3000μg
ビタミンC 43mg
引用:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
ビタミンK
ビタミン K の効果は、血液凝固を活性化し、出血した時に血液を固める働きがあります。
他にも、骨に存在するたんぱく質を活性化し、骨形成を調節し骨を丈夫にします。
さらに、動脈の石灰化を防止する効果、いわゆる動脈が硬くなるのを防ぐ効果もあります。
カリウム
カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをします。
ナトリウムを排出する作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節する効果があります。
β-カロテン
β-カロテンは、網膜細胞の保護作用や光刺激反応に重要な物質です。体内に入ると、小腸粘膜上皮細胞から吸収され、体内でビタミン A が不足している時に、β-カロテンは必要な量だけビタミン A に変換されます。体がビタミン A を必要としない時には、ビタミン A には変換されず、主に脂肪細胞に貯蔵されるか、排泄されます。
ビタミン A が欠乏すると、乳幼児では角膜乾燥症から失明に至ることもあり、成人では夜盲症になることもあります。しかし、ビタミンAは脂溶性ビタミンで過剰摂取には注意が必要です。ビタミン A の過剰摂取による臨床症状では頭痛が特徴であり頭蓋内圧亢進、皮膚の落屑、脱毛、筋肉痛が起こります。
β─カロテンを過剰摂取しても、ビタミン A への変換は厳密に調節されているので、ビタミン A 過剰症は生じません。食事から過剰摂取による健康障害が報告されているのは、サプリメントあるいは大量のレバー摂取などによるものです。
豆苗の下処理方法
切り方
豆苗を購入すると豆と根の部分を分けて切りましょう。
豆の上から2cm程度上をカットします。
再生栽培する場合は、豆の上から3cm上をカットしましょう
豆苗の再生栽培方法
豆苗の根本を水に浸しておくだけで、新しい芽が伸びます。
7日から10日で一度収穫して食べることができます。
水の量は根が1から2cm程度が目安です。
保存方法
豆苗を長持ちさせるコツは、根付きの未開封の場合
①豆苗を立てた状態で保存
②冷蔵庫の野菜室に保存します。
豆苗を横置きや平置きにすると傷みがはやくなります。
腐る目安
・緑色から黄色、茶色に変色していきます。
・葉が柔らかくなります。水気が出てくる
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