スーパーでお手頃価格で購入できる鶏むね肉ですが、パサつきが気になり使用するのを躊躇うことありませんか。そんな時に、お肉を柔らかくする効果のある「ブライン液」をご存知でしょうか?
ご自宅にある調味料で簡単に作成できます。固さが気になる鶏むね肉やブロック肉を調味料に漬け込むだけで柔らかく、ワンランクアップの仕上がりになります。お肉の固さに悩まれている方に、この記事では、簡単な「ブライン液」の作成方法とポイントを伝えていきます。
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魔法の水 「ブライン液」とは?
「ブライン液」とは水に砂糖と塩を溶かした調理液のことです。塩分濃度の高い水にお肉を漬け込む事で、肉の筋繊維を柔らかくし、細胞内に水分を吸収させます。
食塩はタンパク質を分解し水分を細胞内に取り込む効果があり、
砂糖は細胞内に入った水分の保水力を高める効果があります。この2種類の効果によりお肉が柔らかくなります。
ブライン液の作成方法
必要な材料
・水 200g
・塩 10g (水に対し5%)小さじ2
・砂糖 10g(水に対し5%)大さじ1
水100mlに対し塩と砂糖5%の割合です。今回はお肉が漬け込める量にしているので200mlのレシピとなっています。
ポイントは、水に対しての比率を守ることです。
濃度が変わるとパサつく可能性があります。
下準備
①鶏むね肉の両面をフォークで刺して、繊維をカットしていきます。
※お肉はブロック肉でも変更可能です。
②保存袋に、水と塩と砂糖を入れて混ぜ合わせ、①で処理した鶏むね肉を入れます。
③冷蔵庫に1時間以上おきます。
④ブライン液を流し、鶏むね肉をキッチンペーパーなどで水気をふき取ります。
あとはいつも通りに調理を行うことでお肉が柔らかく食べやすく調理できます。
食中毒予防に、お肉は水で洗わないようにしましょう。
水で洗うと菌が飛び散り、水道などに付着したものが口に入り、食中毒を起こす可能性があるので、注意しましょう。
ブライン液を使ったレシピ
ブライン液を使用したおすすめのレシピを紹介していきます。
「蒸し料理 棒棒鶏 」
鶏むね肉は加熱するとパサつきやすくなりますが、ブライン液で処理したお肉ではしっとりした食感が味わえます。耐熱容器に入れ、電子レンジで加熱し、食べやすい大きさにカットした蒸し鶏の上にごまだれをかけて完成です。
「揚げ料理 鶏の唐揚げ」
ブライン液に漬け込んだ後に食べやすい大きさにカットし、醤油やみりんなどの調味液に漬け込み揚げることによって、定番料理の鶏の唐揚げを柔らかくジューシーに作れます。
魔法の水「ブライン液」をうまく活用しましょう。
家庭にある調味料で作成できる「ブライン液」について紹介しました。特別な技術や調味料がなくても下処理の時に簡単にでき、ワンランクアップした仕上がりになるので、作成方法など参考にして肉料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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