【知識】バターとマーガリンの決定的な違い

料理知識

店頭でよく見かけるバターとマーガリンは、料理やお菓子など様々なジャンルに使用することができます。この記事では見た目も似ているバターとマーガリンの違いと保存方法を紹介していきます。

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バターとマーガリンの違い

バター成分

バターの原料は牛乳の乳脂肪で、脂肪分を分離させ練り固めた食品です。成分は乳脂肪80%以上、水分17%以下と定められているものが「バター」と商品のパッケージに表記できます。

マーガリンの成分

マーガリンの原料は植物性・動物性の油脂です。成分は主に大豆油・なたね油・コーン油・パーム油・ヤシ油・綿実油・ひまわり油などの植物油が60%を占めています。動物性の油脂には魚油・豚油・牛脂などが使用されています。

みにもぐ
みにもぐ

バターは乳脂肪が主な成分で、マーガリンは植物性・動物性の油脂ってことだね。

バターの種類

バターの種類は「有塩バター」「無塩バター」の2種類あります。違いについて紹介していきます

有塩(加塩バター)

製造過程で食塩を添加した「加塩バター」です。塩分が加えられているので保存性も高まり、風味が良くなります。店頭での有塩バターの商品によって塩分濃度が異なります。食塩不使用のバターに比べ賞味期限が長持ちします。

無塩バター

製造過程で塩分を添加しない「食塩不使用のバター」です。原料の主成分の牛乳に100g当たり、0.1gから0.2gの塩分が含まれているため、完全な無塩バターではなく、微量の塩分が入っています。その為、商品のパッケージには「食塩不使用」と表記する決まりがあります。

使い分け方

主に「有塩(加塩バター)」は料理に使用され、「無塩バター」は主にパンお菓子料理に使われます。パンやお菓子料理に「無塩バター」が使用される理由として、塩分に小麦粉の粘り気を強める作用があるため、生地の粘り気が強くなります。お菓子作りなどは、バターの使用量も多いので、塩分量が高くなり焼き上がりの食感や風味に影響します。

有塩(加塩バター)は料理全般

無塩バターはパンやお菓子作りなどに使用

マーガリン種類

食品表示法に基づく、食品表示基準の「マーガリン類」には「マーガリン」と「ファットスプレット」が含まれています。大きな違いとして、油脂の割合が異なります。「マーガリン」は油脂含有量が80%以上のもの、「ファットスプレット」は油脂含有量が80%未満の食品です。油脂が少なく、水分量が多い為、マーガリンよりも柔らかい特徴があります。

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バターとマーガリンの保存ってどうするの?

保存方法

バター保存

バターは温度や空気によって風味が悪くなったり変質したりします。10度以下に保存し空気に触れないようにラップをして、香りの強いものと一緒に保存しないようにしましょう。

冷蔵庫保管

開封後は、空気に触れて変質しやすいため、2週間以内に使用する時は冷蔵庫保管しましょう。ラップや保存容器に入れるなど、空気に触れないように保存します。開封後はなるべく早く食べましょう

冷凍庫保管

バターは冷凍庫保管可能な食品です。冷蔵庫保管するよりも長く保存ができます。使用する大きさにカットし、空気に触れないように1個ずつラップで包んで保存容器に入れ冷凍します。空気に触れると変質するため、長期間の冷凍保存はおすすめはできません。なるべく使いきれる大きさのバターを購入しましょう。

マーガリン保存

マーガリンも温度や空気によって風味が悪くなったり変質したりしますできるだけ空気に触れないように保存しましょう。

みにもぐ
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マーガリンは冷凍保存できません。

冷蔵庫保管

マーガリンは水分が多く、冷凍すると解凍した時に油脂が分離したり、離水することがあるため、味や食感が変化します。冷蔵庫保管のみ可能です。

空気に触れると変化していくので、マーガリンの容器の蓋をしっかり閉めることや、チャック付きの容器や保存袋に入れて保存することがおすすめです。

マーガリンの容器についているアルミシートや紙のシートは、開封までの食品が空気による劣化を防ぐために、付けられています。開封後は、つけたままでも、取って使用しても品質に変化はありません。蓋をしっかり閉めて保存することで、品質が保たれます。

マーガリンの保存は冷蔵庫保管のみ

空気に触れないよう蓋をしっかり閉める

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バターとマーガリンの違いと保存方法について紹介しました。原料や成分によって違いがあるので、味や食感が異なり、様々の特徴に合わせた料理方法を変えていくことで美味しく料理ができます。また、保存方法のコツを試すことで素材の風味が保たれます。購入した際は試してみてください。

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